第百二十二代 明治天皇 即位改元の詔書
明治元年 九月八日 太政官日誌
 
原文
 
太乙を体して位に登り、景命を膺けて、以て元を改むるは、洵に聖代の典型にして、萬世の標準なり。

朕否徳と雖も、幸に祖宗の靈に頼り、祗みて鴻緒を承け、躬、萬機の政を親す。

乃ち元を改めて、海内の億兆と與に、更始一新せむと欲す。

それ慶應四年を改めて、明治元年と為せ。

今より以後、舊制を革易し、一世一元、以て永式と為す。

主者施行せよ。
 

 
口語
 
たいいつをたいしてくらいにのぼり、けいめいをうけて、もってげんをあらたむるは、まことにせいだいのてんけいにして、ばんせいのひょうじゅんなり。

ちんひとくといえども、さいわいにそそうのれいにより、つつしみてこうしょをうけ、み、ばんきのまつりごとをみずからす。

すなわちげんをあらためて、かいだいのおくちょうとともに、こうしいっしんせんとほっす。

それけいおうよねんをあらためて、めいじがんねんとなせ。

いまよりいご、きゅうせいをかくえきし、いっせいいちげん、もってえいしきとなす。

しゅしゃしこうせよ。
 
第百二十三代 大正天皇 改元ノ詔書
明治十五年 七月三十日 官報
 
原文
 
朕菲徳ヲ以テ、大大統ヲ受ケ、祖宗ノ靈ニ誥ケテ萬機ノ政ヲ行フ。

茲ニ先帝ノ定制ニ遵ヒ、明治四十五年七月三十日以後ヲ改メテ、大正元年ト為ス。

主者施行セヨ。
 

 
口語
 
ちんひとくをもって、たいとうをうけ、そそうのれいにつけてばんきのまつりごとをおこなう。

ここにせんていのていせいにしたがい、めいじ45ねん7がつ30にちいごをあらためて、たいしょうがんねんとなす。                       

しゅしゃしこうせよ。
 
第百二十四代 昭和天皇 改元ノ詔書
大正十五年 十二月二十五日 官報
 
原文
 
朕皇祖皇宗ノ威靈ニ頼リ、大統ヲ承ケ萬機ヲ總ス。

茲ニ定制ニ遵ヒ元號ヲ建テ、大正十五年十二月二十五日以後ヲ改メテ、昭和元年ト為ス。
 

 
口語
 
ちんこうそこうそうのいれいにより、たいとうをうけばんきをふす。

ここにていせいにしたがいげんごうをたて、たいしょう15ねん12がつ25にちいごをあらためて、しょうわがんねんとなす。
 

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